次に、げんこつ団お馴染みの客演さま三名を、ご紹介します。
まず、三明真実(みはるまさみ)さんです。
歌えて踊れて、老若男女もこなします。華のある役も華のない役も、どちらも自在にこなします。
マイペースでせっかちで、クールで情熱的です。ということはつまり、全てを兼ね備えているわけです。
そんな三明さんへのダメ出しでよく聞く言葉は、「ちょっと、早い」。
全てを兼ね備えすぎて時々うっかり、ちょっと早くなりがちな、三明さんです。
主な配役:夕子さん、涼森くん、筍(他、多数)
そして、川端さくら(かわばたさくら)さんです。
女しかいない稽古場なのに、「紅一点」と呼びたくなるような、自然と染み出す女らしさと可愛らしさ。
勿論、女性だけでなく色々な役をこなしますが、何より「色々な女性」が多彩な、げんこつでは稀有な存在。
そんな川端さんへのダメ出しでよく聞く言葉は、「ちょっと、遅い」。
でも、だんだん早くなるのです。決めるときは、バシッと決めてくれる女です。
主な配役:車掌さん、京子ちゃん、蒲鉾(他、多数)
そして最後に、久保田琴乃(くぼたことの)さんです。
とても普通なのに、とてもエキセントリック。とてもエキセントリックなのに、とても普通。
この人にしかないテンポと流れは、とても自然なのに、とても不自然。でも本人は、真剣なのです。
そんな久保田さんへのダメ出しでよく聞く言葉は、「ちょっと、変」。
しかし説得力のある真面目な変は、唯一無二の、とても良い変です。
主な配役:駅員、活動家、牛蒡(他、多数)
以上、げんこつ団お馴染み客演さま、パート①でした。
『コースターター』、よろしくです!