写真は、折り重なって死んでいます。
今回、私は何回死ぬでしょうか?
まだ全てのシーンができていないのでわかりません。
そして、いつも数えたことがありません。
ぜひ観に来ていただき、数えてください。
(大場靖子)
今回「ちょっと原点回帰」なんて心持ちで脚本に取り組んでおりましたらば、
外からやってくる諸問題も何故だか「ちょっと原点回帰」。
昔を呼び起こしていたらうっかりそっちも呼び起こしてしまったのか何なのか。
昔あったよななかったよな問題が、発生したりしなかったり。
「あらやだ、そっちの原点回帰は要らないのよん」と、思わず身悶えさん。
しかしそれはもう、乗り越えた事のある問題さん。
「あら懐かしい」と軽く会釈して、ひょいと飛び越えて先に行きます。
オールオッケー、ノープロブレム。タダで起きるタマじゃありません。
むしろそれをキッカケに、より良く、より前に、邁進中です。
さて台本はそろそろ結末を見据えながらの終盤に差し掛かり、
稽古は着実に各シーンを作り上げつつあります。
原点回帰の訳の分からなさと、勢い、加速度、馬鹿馬鹿しさ。
まあ単純に言えば昔のげんこつのように、ポロポロと人が死にゆきます。
次々に事が生まれ、次々に事が転がり、アチコチに話が進みます。
勿論それだけじゃありませぬ。勿論ただの回帰でもありませぬ。
さあ、その濃度と深度に磨きをかけて、
「大画質」、お送りいたします。
どうぞ、ご期待あれ。
(団長)
ついこの間6月になったと思ったら、
もうすぐ7月…
早いですねー。
さて、
舞台上で使う映像の撮影をする関係で、
だいたい公演1ヶ月前には台本が出来上がってくるわけですが。
…という事は、
だいたい来月末には、台本が出来上がってる予定なわけです。
…台本完成まで、あと1ヶ月……
そんな訳で、
次々と新しい台本が手渡されてきております。
ぶっちゃけ、
初っ端から、完成形に近いものを要求されます。
鬼です。
そんでもって、
細かく細かく組み立てられたものを、
体に叩き込むべく、
しつこくしつこく細かく細かく、
稽古します。
鬼です。
お陰様で、
舞台上で真っ白になった時も、何の問題もなくセリフも動きも出てきました。
いや、
真っ白になっちゃいかんのですけどね。
(春原久子)
団長です。
本日も稽古でした。
ただいまの稽古は、
何度も繰り返して作り上げている最中のシーンの稽古と、
新たに台本を持っていってこれから作り始めるシーンの稽古が、
混在している状況です。
というか、しばらくの間はそんな感じで、突き進んでまいります。
いったい一人何役やらせるんだ!という舞台なので、
キャストの方々は、新たなシーンが配られる度に、
まったくもって新たな登場人物を、いちいち作らなきゃいけません。
しかもその登場人物は大抵、普通の状況にはおりません。
或いはそこで普通とされている事が、ぜんぜん普通じゃありません。
もしくはその登場人物自体が、まったく普通じゃありません。
そんなシーンを、台本を配ったそばから、
このわたくしめが、あーだこーだとやんややんや言いながら、作り始めます。
しかも次はあのシーン次はこのシーンと、矢継ぎ早に稽古を進めてまいります。
よってキャストの方々は毎回、頭も身体も感覚の全てを、臨機応変フル回転。
家に持ち帰って考えて頂く事、訓練して頂く事も多々あり。
ときどきじっくり、ときどきエチュード交えながらですが、
そうして稽古を進めます。
しかもそのうえ植木先生のダンス特訓やアクロバット稽古もあります。
更に頭を切り替えて、肉体を酷使した鍛錬鍛錬の繰り返しです。
本当にキャストの方々には頭が上がりません。足を向けて寝られません。
ありがとうです。ごめんなさいです。そしてよろしくです。
おはようです。いただきますです。ごちそうさまです。おめでとうです。
思い付くままに挨拶を羅列しようと思ったがそんなに思い付かなかったです。
そんな感じで稽古は着々と、進行してまいります。
(団長)