大失態ご挨拶 (団長)

団長です。おかげさまでげんこつ団、25周年を迎えることができました。
これもひとえに皆さまの、ご支援ご厚誼ご愛顧の、賜物であります。
これまでご来場くださった全てのお客さま、
そしてキャストの方々とスタッフの方々に、心より、御礼申し上げます。

先日、『四半世紀の大失態』、脱稿しました。
過去シーンを年代毎に連ねて束ねた20周年特別秘密公演とはまた違ったことをしたく、
この度の記念公演は、過去シーンを新たな形で再編集した、新作としてお届けします。
つまり、より馬鹿馬鹿しく、より狂おしく、より意味なく。
「今の此処」をネタに、好き放題、やらせていただきます。
あと度々、舞台から飛び出したりもします。

そんな新たになった選りすぐりのシーンを、選りすぐりの客演メンバーと共に、お届けします。

日舞と殺陣のお師匠、池田玲子。(10・Quatre)
顔が命の、望月文。
キュート&ロックな、川端さくら。(乙女装置)
中学生男子と見紛う、久保田琴乃。
歌とダンスが凄い、三明真実。(アリエス)

長年客演頂いている方々、何度も客演頂いている方々、頼もしい限りです。
団員と共に、老若男女あらゆる役を、こなしていただきます。

そして初参加となる、工藤史子。(ロリータ男爵)
舞台で何度も拝見しており、私監督の短編映画にもご出演頂きました。
その存在感にてげんこつ舞台に新鮮な風を、時には吹き荒らし、時にはそよがせてくれることでしょう。

そして初参加である、遠藤弘章。(東京タンバリン)
こちらも舞台で何度も拝見しておりますが役によって印象がガラリと違い、私のなかで何年も幻の存在であった方です。
男性ながらげんこつ舞台に溶け込み、新たな化学反応を起こしてくれることでしょう。

そして初参加である、中山裕康。
こちらは高校生男子を演じていた舞台を拝見。高校生にもおばさまにもなれることを察知。
こちらも化学反応を起こしながら、げんこつ世界に翻弄される様をお楽しみいただけることでしょう。

さて、脱稿となれば、あとはやるだけです。
今後とも、『四半世紀の大失態』サイト、『大失態日記』、どうぞ御チェックよろしくお願いします。

そして何より是非とも、是非是非とも、劇場に足をお運びくださいませ。
一同、心よりお待ちしております。

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大失態日記、始まります。(一十口裏)

大失態稽古、すでに始まっております。
過去公演シーンやネタを再構築し、今にふさわしいと思われる、新たな作品を作っております。

25周年記念公演ながら念頭にあるのは、何故か、第一回公演以前の、校内公演の際の心持ち。
それがどんなものであるかはなかなか説明しがたいものですが、
別段説明するほどのことでもありませんので、気にしないでください。

今回の大失態を演じて頂くのは、いつものメンバー+いつもの客演様+げんこつ初登場のご三方。
そこに男性が二名居ます。げんこつ舞台に男性キャストが登るのは実に23年ぶり。
しかしかといって男女に男女役を真っ当に割り振るわけはありませんし、
その辺は色々と相変わらずですので、こちらもあまり気にしないでください。

そんな今回の私的テーマは、「タガというタガを外す」こと。
これまで何度か総集編公演をおこなってきましたが、
今回は、総集することよりも、その時その時のやりたいことをやりたいようにやってきた歴史の、
その、「やりたいことをやりたいようにやってきた」というところを、一番メインに考えております。
つまり、如何に今やりたいことをやりたいように出来るか、というところを大事にしようと思っております。
つまり、やる、ということです。それだけのことですので、やはり気にしないでください。

さて、出演者の紹介をしようとしましたが、色々と情報不足でした。また次の機会にご紹介します。
これよりこちらの大失態日記、始まります。どうぞよろしくお願い申し上げます。

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稽古場の醍醐味 (一十口 裏)

稽古場の醍醐味はあくまでも、稽古場ならではのもの。
決して表には出ない、あくまでも稽古場でのみのもの。
それはいわゆる、間違いや失敗。

げんこつ作品のシーンはだいたいが滅茶苦茶な内容ですが、その分、登場人物は真剣そのもの。
またその展開も傍目には全て滅茶苦茶ながら、登場人物たちにとっては、深刻このうえないもの。
加えて稽古は、常に真剣勝負であります。

ふざける者、てきとうにやる者など、居るわけがありません。
ふざける時、てきとうにやる時など、あるわけがありません。
それは確実に、皆様の想像以上に、ないのです。

しかしそうであれどうであれ、稽古において間違いや失敗は起きます。
そしてそれは、そうであるからこそ、たまりません。

いたって真面目に台詞を言っているのに途中で突然滑舌が悪くなり、
いったい何を言っているのか分からなくなる。
そんなことはザラです。

真剣な登場人物の口から突然聞こえてくる、
フランス語なんだかロシア語なんだか分からない言葉。
或いは、滑舌の危うさにより、突如聞こえてくる謎の言葉。

先日も、比較的深刻な状況下のなか厳しい面持ちで、
「…ちんすこうが出来たじょ」と言いながら、軍人が登場してきました。

そんな台詞は書いた覚えがありません。
いったい何をしに来た、どんなキャラなのか。
まったく分かりません。突如の謎キャラ登場です。

ちなみに彼女は急遽の代役でしたので、
彼女の場合はもう、「ちんすこうの人」でよしとしましょう。

ちなみに本来の台詞は、「…寝室の用意が出来たぞ」でした。

或いは、意を決して振り返ると、話しかけるべき人物が何故かそこに居なくなっていたり。
まだまだ死ぬべきタイミングでないのに、早々に銃撃されてしまったり。
逆にもう死ななきゃいけないのに、なかなか銃撃されなかったり。
もしくは、私が台本において「山本さん」と「岡本さん」を書き間違えており、
人の会話や動きが、あれよあれよと有り得ないことになったりします。

とんちんかんです。

そんな時、共演中の者も、それを見ている者も、ポカンとする他ありません。
突如フワッと宙に浮く、ハテナ空間。

これぞ稽古場でしか体験出来ない、稽古場の醍醐味です。

まだ日の浅い稽古場では、このような予想外のとんちんかんが、時折、展開されるのです。
たまりません。

きっと色んな稽古場で、このようなとんちんかんが展開されているのだろうと思うと、
いてもたってもいられません。

しかしいくらたまらないとは言え、それを「ネタ」にしようとは思わないので、
これはあくまでも門外不出の出来事であり、また、大抵5分で忘れます。

この愛おしいとんちんかんは、同時に忌むべきとんちんかん。
忘れ去られるべきとんちんかん。儚いとんちんかん。

さあ、このとんちんかんが完全に失われてからが、勝負です。

 

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ご挨拶 (一十口裏)

団長・一十口裏です。
ボリショイ・サイト、始まりました。
今後こちらにて、更なる公演詳細、並びに稽古場からの声等を、発信して参ります。
11月の公演まで、どうぞ御チェック、よろしくお願い申し上げます。

また「日刊えんぶ」でも稽古場通信が更新中です。こちらは毎週金曜日更新のリレー形式。
出演者全員でリレーしていきます。ぜひご覧くださいませ。

さてボリショイ。
脚本はちょうど中盤を超えた辺りまで進みました。

団長日記でも書きましたが、今回のげんこつ団はなんと、人が主役。
いよいよだか、ようやくだか、うっかりだか、
その照準を、「社会」から「人」に、向けております、突きつけております。

するといつにも増して辛辣にもなりブラックさも過激になっていくのは予想の通り。なのですが。
おかしなことにそれ以上に、ワケのわからなさが、ワケもわからず、加速している状態です。
どうやら「人」は、ワケわからんもののようです。底知れず、ワケわからんもののようです。

しかし勿論、登場人物はもれなく、皆、大真面目であります。大真面目に生きております。
なのに徐々に加速するそれは、もう止められません。どういうことなのか、もう考えるのをやめました。

さてそんなボリショイ・ライフの前売開始は9月9日(水)。
しかし一ヶ月なんてあっという間ですので、うっかりしたらもう終わってます。
今すぐご来場の日時を決めてください。なんなら今すぐご来場ください。お待ちしております。

 

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編集中

おれ背後霊。
ただいま志賀さんにご出演頂きました映像等をざっくり編集中。
つまりシーンによってはこれからこれらを取り混ぜての稽古に入るです。

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チラシ完成、DM発送、発売開始、&脱稿 (団長)

『つぶつぶ』チラシ、完成しました。
お客様へのDMハガキ、投函しました。
9/10、10:00〜、前売発売開始です。
そして本日、『つぶつぶ』脚本、脱稿しました。

いつにも増して、凄いげんこつ食らわします。
心して、是非!!

『つぶつぶ』公演情報 http://genkotu-dan.xxxx.jp/?page_id=1812
イープラス http://eplus.jp/sys/T1U14P0010843P006001P002134880P0030001
げんこつ団予約 https://ticket.corich.jp/apply/58199/
ペアチケット&回数券 http://genkotsu.buyshop.jp/

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『つぶつぶ』について (団長)

お久しぶりです、団長です。

『つぶつぶ』は、3つのゾーンで展開します。
あのげんこつ喜劇が、無駄に立体的に、展開するです。
つまり簡単に説明してしまうと、
これまでは映像で賄っていたシーンの繋ぎやはぐらかしが、
あっちのゾーンやらこっちのゾーンやらでも、
耐えず目まぐるしく展開するっつうわけです。
同時進行的に、秩序的に、無秩序的に、完全に無関係に、
とにかく展開するっつうわけです。
そのうえ勿論、これまで通りに、映像も絡みます。
映像ならではのシーンも絡んで、更にその展開は濃厚に。

本日、映像出演を含めて総勢11名の客演のご紹介を終えました。
いつもより多い出演者は、その目まぐるしくも濃厚な展開を強力に支えます。
なんせ全ての客演さんのそれぞれがそれぞれに、充分な実力と個性と魅力の持ち主。
それが皆、げんこつ世界の体現に懸命に努めてくれておるのです。
勿論、団員もいつもに増して変幻自在。更に力に磨きをかけております。
これはもう、どうにかなっちゃわないはずがない。

さて、そのように皆さんそれぞれにとても魅力的な客演さん達ですが、
敢えて今回、特筆させて頂くべきは、「げんこつ史上初」であるところの、
モノホンの「ヒロイン」、モノホンの「オジサン」が、居る、という事でしょう。
オスカープロモーションの加島碧さんの「透明感」は、
これまでのげんこつ団には一切、無かったもの。
また映像にご出演頂く志賀廣太郎さんの色々な意味での「本物感」も勿論、
これまでのげんこつ団には一切、無かったもの。
それらをガッシリとした軸にして、その他の団員と客演が縦横無尽に、
キチガイじみたげんこつ世界を回し、時には回され、致します。

それは最高に悲劇的であり、且つ最高に馬鹿馬鹿しい、げんこつ喜劇。
はい。初めての試みを諸々と取り入れつつ、しかし到達すべきは、
相も変わらず「今」の「此処」を映し出す、げんこつナンセンス喜劇です。
「今」の「此処」はいつもあくまでも「今」の「此処」、
今しか見られない、げんこつ団『つぶつぶ』。
お初の方も、何度目の方も、いつもの方も、ぜひ、ご期待ください。

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今週は (一十口)

というわけで、今週は団員に「夏の思い出」をきいてみました。
来週は何を聞こうかな?もしリクエスト等あったら是非。
(リクエストにお答え出来るかどうかは不明…)

さて脚本はただいまじっくり熟考すべき所に来ており、
一旦、立ち止まっております。
ここで立ち止まらないとどこまでもあーだこーだと、
変なシーンやくだらないネタが永遠と続いてしまうからです。
そうすると上演時間が果てしなくなります。
耐久げんこつ団です。演る方も観てる方も、きっと死にます。
なので死なないために死なせないために、
今、頑張って立ち止まります。

写真は稽古の際の私の弁当。
パンとハムとチーズと玉葱ドレッシング。
私は硬いパンをいつまでも噛んでいるのが好きです。
もう、死ぬまで噛んでたい。

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客演紹介&経過報告 (一十口)

さてそろそろ、『つぶつぶ』客演紹介をしていきます。
それぞれに個性的でありながら、
げんこつ世界にするりと溶け込んで下さる、
まさに「つぶ揃い」の客演達です。

シーン7まで進んだ脚本は既に、
ブラック度シュール度ナンセンス度、
風刺度ふざけ度シモ度も高いうえ、
団員様&客演様のお陰様で、
稽古も早い段階で形になります。
という事は。
更に着々とくだらなくしていけます。
という事は。
今後の展開も安心して、
更に過激にしていけるわけです。
それは自分でもちょっと大丈夫かなと思うくらいだけど、
多分、良い意味で大丈夫。

ご期待あれ。

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キャスト発表 (一十口)

団長、一十口でやんす。
げんこつ団『つぶつぶ』、キャスト発表いたしました。

団員である、植木早苗、春原久子、大場靖子、河野美菜。
そしてお馴染み客演の、池田玲子、川端さくら、久保田琴乃に続き、
久々参加の、山口奈緒子。
更にげんこつ初出演の、杉森多恵子、林真由美、三明真実、高津春希、ときて、
順・お馴染みの、山本結香。

初参加が4名というフレッシュさながら、
既に皆さん、それぞれげんこつ色を帯びつつ、輝いております。
勿論、お馴染みさんも既に持ち味炸裂。
そして団員はしっかりとげんこつ世界の土台を築き上げ。
ああ、なんという安定感。

そしてキャスト欄を更に見て「…ン?」となって頂けたら幸い。
これでもかと華を添えて頂きます、加島碧さん。
これでもかと何を添えて頂くのか、謎を深める、映像出演・志賀廣太郎さん。

これでもかとつぶつぶした『つぶつぶ』世界を構成するは、以上のメンバー。

普通の舞台では当たり前に存在するはずのものながら、
げんこつでは史上初でありますところの、舞台美術も入ります。
また映像ではありますが、20年ぶりにげんこつ団に男性出演です。

台本はシーン00〜05まで進みました。
しかし6シーン中に既に10以上のネタや展開が詰まっております。
ダンスはおよそ3分の1の振付けが完了しました。
しかしとても3分の1とは思えないほどの激しさです。

順調です。

相変わらずのげんこつ団ながら、
更に新たにげんこつ団らしいげんこつ団をお見せします。
『つぶつぶ』、ご期待ください。

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開始 (一十口)

さて早くもげんこつ団11月公演の稽古が始まっております。

写真はこないだ副団長植木に貰った帽子。
5月の誕生日プレゼントを7月に頂く。それが当たり前の私どもです。
11月の稽古が7月に始まっても何らおかしくありません。

常識的なものなどハナから諸々おかまいなしです。
やりたいようにやります。
『つぶつぶ』です。

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