初参加の方々、御紹介。

今回『コースターター』で、げんこつ団に初出演してくださる方々を、御紹介いたします。

まずこちら。過去にげんこつ団公演を観てくれていた方です。
三明さんが過去の共演者のから、これは是非に!と、紹介くださいました。
丹野 薫 (にの かおる) さんです。

真面目でマイペース。静かに情熱的。
そんな彼女はいつの間にか、昔から何度も共にやってきた錯覚を起こさせます。
なので彼女の役は、いつの間にか懐に入ってくる役、となりました。
どうぞ、お楽しみに!

主な配役:咲田さん、森ちゃん、米(他、多数)

そしてこちらも、川端さんが過去共演者の中から、これはまさに!と、紹介してくれました。
鈴木琴之 (すずきことの) さんです。

若い!若いのに、なんとも熟した迫力がある。何故なのでしょう。不思議です。
そんな彼女もいつの間にか、前から何度も共にやってきた錯覚を起こさせます。
なのでこの度は、はち切れんばかりの若さと迫力を真摯に発揮してもらいます。
どうぞ、お楽しみに!

主な配役:健太、千夜(チョコラ)、豆(他、多数)

さて、過去公演『つぶつぶ』では、
志賀廣太郎さんの映像出演と共に、”ヒロインゲスト”がおりました。
そして今回『コースターター』にも”ヒロインゲスト”がおります。
吹替えの現場で出会い、志賀さんとの共演を拝見して、出演をお願いしました。
意外なところでまたもや志賀さん繋がりがありましたが、この度は単独出演。
秋月三佳 (あきづき みか) さんです。

しかしながら、げんこつ団公演を観てくれていた上での、ご参加です。
なのでこの度は”ヒロイン”の枠など、うっかり超えていただいております。
さてどう超えていただいておりますやら。
どうぞ、お楽しみに!

主な配役:伊沢さん、岡部の息子、◎ーテル(他、多数)

これほどまでに初参加の方々に初参加を感じない稽古場は珍しく。
この内容に、この稽古場に、馴染んでくださり、とても嬉しく頼もしい。

しかしそれぞれに個性的です。それぞれに新風です。
それが、あのシーンこのシーンにも、満遍なく吹き抜けます。
なのでそういった意味でも、お客さまには新鮮さを感じて頂けるかと思います。

以上、この度、初参加の方々を、ご紹介しました!

『コースターター』、どうぞよろしくです。

引力/鈴木琴之

はじめまして、鈴木琴之(すずきことの)です。

電車にまつわる思い出といえば、なんと言っても学生時代。
ちょっと大きな駅で乗り換えをしていたのですが、通学時間は貴重な隙間学習の時間…という事で快速と普通電車を乗り間違えるなんてことをひどい時には月一でやらかしていました。
電車が止まるはずの時間なのに止まらない…おかしいぞ、と車窓を覗いてみれば通り過ぎる降りるべき駅…ああなるほどやってしまったなと瞬時に悟りを開いて単語帳を開く。

今はもうそんな事は無いのですが。
遠ざかっていく降りるべき駅を見た時の心がふっと重力に引っ張られる様な感覚が懐かしいなぁなんて思う事もあったり。

今回の舞台は「コースターター」重力ではないですが沢山の引力を感じて行ってください。
そして、振り落とされないようお気を付け下さい。

劇場にてお待ちしております。

車窓より愛をこめて/丹野 薫

初めまして、丹野薫(にのかおる)と申します。

えー、わたくし、幼稚園から電車通園をしておりましたので、人よりほんのちょっと多く電車には乗っているかもしれません。

ですが運の良いことに、乗ってる電車が人身事故などをおこしたことはありません!

せいぜい、
自動改札で大体前の人がひっかかったり。
公衆トイレではまだ個室それぞれの前に並んでた時代(笑)私の列が一番遅かったり。
電車がトラブルで停まるときは大体目的のひとつ前の駅だったり。
駅のホームで知らないおじさんに「もう行かなきゃいけないんだけど一人で大丈夫?」と握手を求められたり。
夜、電車で目を閉じてたら突如異臭がしてきたので何かと思ったら1mくらいしか離れてない男子が今まさに吐いたとこだったり。
異臭といえば血まみれの人が乗っていたこともあったり。事件とかホラーの類いの出血ではないので詳しくは語りませんが…
あとはまあ、胸さわられたり尻さわられたりじっと見つめられたり定番のやつですね。

そんなことくらいです。

えー、運が…良い…のか…?

というわけで電車のお話です。

常々、電車で芝居を上演したいと言っていたので、ちょっと違うけど何か縁を感じます。

遅延したり駆け込み乗車しながら稽古に励んでおります。

できればお弁当とお茶を片手にご覧いただきたいところですが、銀河鉄道さながらに疾走していくので息つく暇もないやもしれません。

なんたってコースターターですから。

それでは皆様、発車まで今しばらくお待ちくださいませ。

非日常に続く旅をお約束いたします。

電車の思い出/川端さくら

電車。

地元北海道函館ではJRは汽車、路面電車が電車と呼ばれています。
この場合、どっちの思い出ですかね。どちらかと言えばJRですかね。
結論言うとあんまりないです。主にクルマか自転車移動だったので…。

そんな感じの人間が高校卒業後、大都会東京へ上京しまして。
田園都市線沿線に住んだわけなんですが。
田園都市線から半蔵門線への乗り入れとか、本当に意味がわかりませんでしたね。

地下鉄なのに、地上に出る電車。
直通って言われても、渋谷で一旦ホームにそ〜っと降りて、誰にも気づかれないように同じ車両に乗るってことをしてました。
律儀なんです。

これから上京を考えてる方々には、東京は地下鉄だからといって地下に潜っているとは限らないと伝えたいですね。

車内マナー、とは。/三明真実

げんこつ団公演を毎年、楽しみにして下さってる皆様❤
ご無沙汰でございます!!!!

今年げんこつ4年生になりました。
三明真実(ミハルマサミ)です。

今年はなんと……げんこつ団のテーマが(チラシにも解るように)

【電車】

になっております。

なんと偶然にも私今年、大変電車に縁がある年でして…
好きすぎて新幹線の途中下車の度にMどりの窓口に寄る位で御座います。
なので

稽古場がメチャクチャに楽しい………

ですが、無駄な電車好きが私しかおりませんので
電車好きあるある。
を話して皆様に日々引かれている次第でございます(;´д`)トホホ…

さて。
電車…ということで、最近それこそ電車に乗ると
乗客の皆様の観察、そして
ホームの雑音、案内声まで気になって仕方なくなってしまいます。
だから……

こういうひと居ますよね?

という具合に、車内の方を形態模写しつつ
稽古場も車内かと思う位の密度で頑張っております。
新メンバーも加えて、楽しく稽古しておりますので
皆様ご予約お忘れなく🎶

予約を忘れて、
皆様、駆け込み乗車はご注意下さい〜❤❤❤
劇場で、お会い致しましょー!!!!

電車と睡眠/池田玲子

日常生活。ほぼ毎日使っている電車ー。
ほんの1、2駅のこともあれば30分〜1時間乗ることも。

私にとって”電車に乗ること”は単なる移動手段ではなく、”貴重は睡眠時間”となっている。
平均して20分。乗り込んで座れれば大抵、次の停車駅の記憶はなく、上手く前の駅で目が醒める。
初めての場所に出かける時、20分以上乗る時は降りる駅の停車時間にタイマーをかけておくことも。

なので、運悪く座れなかったり、1、2駅移動が続くと本当に寝不足で疲れが増す。
もちろん、寝過ごして同じ区間を往復することもしばし。

だから、時たまとなりのおじさんが、同じように寝ていて寄りかかってきても、邪険にはできない。
真っ直ぐ寝るのも技なんですが、慣性の法則に逆らえない場合もしばし。。。

今回の舞台は電車ー。

すぐ寝てしまわないように頑張ります。

箱の中の出会い/望月 文

稽古場日記、ご覧いただきありがとうございます。
いつもお世話になっております、望月です。

今回の「コースターター」、電車がテーマなんです。
日常的に電車をよく使う身としては、稽古が始まってから普段電車に乗る時にも、ついニヤリとしてしまう時があります。
登場人物達が、あちこちからちょろっと顔を出しそうな気がしてしまうんです。
お客様にも、そんな体験をしてもらえたら楽しいなあ、などと思いつつ稽古に励んでおります。

さて、電車にまつわるエピソード、なんですが
先日、向かいに座った女子高生(やんちゃ気味)の制服の半袖シャツから覗く腕にびっしり黒く小さな文字で何か書いてあり。
おお〜、さすが今どきのJK、タトゥーを…あんなに堂々と…学校はあれOKなのかな…?
などなどチラ見しながら思いを巡らし、降り際に思い切って見てみたところ、
全部マジックペンで書いた数学や物理らしき公式でした。

マジメかよ…!!!

やはり人を見た目で判断してはいけませんね。

しかしノートなかったんかい…

「コースターター」どうぞよろしくお願い致します!
駅前劇場でお待ちしております!!

こんな感じです/一十口裏

コースターター。
電車の話で、電車内の話で、電車にまつわる人々の話で。
もうとにかく電車電車だけど、私は電車が苦手です。

毎日ひたすらガタンゴトンと、走らされている電車が怖いです。
乗っていると、軋むじゃないですか。
悲鳴のような軋み、呻きのような軋み、ときにはもう正気を失って笑っちゃっているような軋みを、発車する度、停車する度、カーブを曲がる度、あげ続けているじゃないですか。
その度に、大丈夫なのかなと思います。

そんな車両達の中にあって、立ったり座ったり眠ったり、窓の外の景色を見て色々思ったり、スマホをいじったり知人と談笑したりと、私は日常を送っているのです。
行き着く場所も大抵日常的な場所で、飛行機や新幹線みたいな特別感もなく、車みたいな自由感もないのです。
なのに誰よりも、軋んでいる。
悲鳴をあげて呻いては、正気を失っている。
しかもそんな車両達が、たくさん連なって、走るのです。
毎日ひたすら、ガタンゴトン。
ああ息が詰まる。
ああ怖い。

なので、そんな、毎日軋みに軋んでいる車両達を、私は解放したく思いました。
つまりこれは、車両解放運動です。
ついでに電車にまつわる人々も、毎日の軋みから、逃れさせたく思いました。
はい。ついでです。

そんな、「コースターター」です。なので、どこか爽快な内容かと思います。
でも、ガタンゴトンです。
それが電車である以上、ガタンゴトンなのです。

コースターター。
多分、そんな感じです。

あと今回、何故だかとても新鮮な気持ちで台本を書き始め、書き終えました。
なので多分、何故だかとても新鮮であるかもしれません。

さて、げんこつ団では様々な老若男女を女性のみで演じ分けていきますが。
それは記憶を辿ればそもそもは、私がどれだけ様々な人物を演れるか、どこまで老若男女を超えて演れるか、というところから始まっており、自分が出なくなって久しくてなっても、それをキャストに強いているということになります。
ひどい話です。

あと、誰それさん演じる誰それさん、という概念が、あまり好きではないからです。
山田さん演じる田中さん、の、山田さんは引っ込んでて欲しいし、引っ込めるだけにとどまらず、色々な役を演ることで、目くらましして隠したりしちゃえ、という思いからです。
ひどい話です。

そんな勝手な要求に、団員はもとより、常連客演さまはもとより、このたび初めて参加していただく方々も、しっかりと答えてくれております。
ついでに、若いパワーもいただいております。
おかげで、平均年齢が下がりました。
新鮮です。

また、引っ込んでて欲しいはずの出演者達の個性が、色々な役を演ることで、より滲み溢れ出すのは、長年の保証付。
その滲みもまた、今回、新鮮なのです。

そんな出演者の紹介は、今後ここか、ツイッター等で。

そんなこんなで、諸々と新鮮な気持ちで取り組んでおります、コースターター。
げんこつ団を観たことのある方々にも、切に。
もちろん、観たことのない方にも、切に。
ご覧いただきたく思っております。

是非とも皆さま、お誘い合わせのうえ、御来場くださいませ。
一同、心より、お待ちしております。

風を感じる/河野美菜

みなさま、お久しぶりでございます。

稽古場日記はじまりました。

なので稽古はもちろん始まっております。

今回は電車がテーマになっています。
電車がどう絡んでくるのかは、観てからのお楽しみなのですが、、、、

全然関係ないですが最近、駅にチェックインするアプリを始めたのですが、稽古場↔自宅の行き来ばかりでなくどこか遠くに行ってどんどんチェックインしたいなーっていう衝動にかられています。

ホントに全然稽古には関係ない事ですけどね、、、

ではでは稽古の話。。。。

今回の公演では、3名のげんこつ初参加者の方々がいらっしゃいますので、稽古場も3人分の新しい風がただよった稽古が進んでおります。

シーン中に映し出される映像撮影も既に終わり、本番までそんなに時間がないぞ!という時期になってきてしまいました。

ので、、、、

チケットも発売中でございます。

みなさま観に来るお日にちお決まりになりましたか?
お決まりになりましたら、早めのご予約おススメ致します。

ではでは本番まで稽古場日記をお楽しみ下さい。

どことなく/春原久子

さて、本番まで約1か月となりました。
皆様、いかがお過ごしでしょうか。
こんにちは。スノハラです。

電車と言えば、過去のげんこつ団では、
オヤジ達が走行中の電車の中でつり革にぶら下がったり網棚の上に乗ろうとしたりしている映像や、
また別の公演では、
オヤジ達が満員電車でつり革に縋り付きながらひしめき合って移動して行く映像
などありました。
懐かしいです。
合成ではありません。ロケでの撮影です。
懐かしいです。

ところで、稽古は概ね順調に進んでいます。多分。
脚本は全て出来上がり、コースターターの全貌が見えてきました。
約2時間の物語の中に織り込まれた、JRナンセンス喜劇。
どことなく、壮大です。
いつも壮大ですが、今回はまた違う方向に壮大です。多分。

それでですね。
今回、実にたまらんシーンがあります。
あくまで私にとってのたまらんシーンですが、
過去にあった様々なたまらんシーンの中でも、かなりの上位に食い込むたまらんさです。
なんと!幸運にも私はそのシーンには出ていないので、稽古時にはじっくりと堪能しております。
あー、早く皆様にも観て頂きたい!!

そんな、たまらんシーン満載の公演
『コースターター』
もう絶対、観に来て下さい。
たまらんから。

スペシャルゲスト/植木早苗

本日は、コースターターの劇中映像の撮影日でございました。
なんの前触れも無く、団員だった岡本恵実が稽古場に現れました。
ビックリ。
なもんで、急遽アナウンスの声を撮らせていただきました。
岡本恵実は健在でしたよ。
本編のどこで登場かはお楽しみに。
せっかく久々に会ったのに、バタバタしててちゃんとした写真撮れなかったわ。残念。

そんなこんなで、撮影も無事終了。
きっと団長が素敵な感じに編集してくれることでしょう。
撮影が終わると稽古も大詰め。
今回のわたくしのテーマは『疾走感』。
だって、コースターターですもの。

さて電車にまつわるあれこれです。
が、電車という日常が非日常にかわる恐怖、、、。
現実世界でも非日常な人々に出会うこともありますがね。
何故だか、そんな人々にロックオンされることがよくあります。
車両から車両に移動していた人が私の前で止まったり。
歌を歌ってた人が私を見てピタリと歌をやめ、ガン見されたり。
きっと何か目に見えないものが共鳴してしまうのでしょう。

そして、コースターター。
一十口作品として、五本の指に入るくらい好きな作品。
中盤に差し掛かったときにどうなるのか全くわからず不安にさえなりましたが、脚本が秀逸。
後は役者の我々が、この世界観を伝えられるようにしなければと使命感に燃えています。
ここだけの話いつもにはない緊張感でいっぱいです。

是非皆様にも感じていただきたい。
つまらなかったら、、、それは役者の責任です。
ラストスパートかけます!
乞うご期待!

※写真は突然現れた岡本が声吹き込むの図。