お馴染み客演さま御紹介 ①

次に、げんこつ団お馴染みの客演さま三名を、ご紹介します。

まず、三明真実(みはるまさみ)さんです。
歌えて踊れて、老若男女もこなします。華のある役も華のない役も、どちらも自在にこなします。
マイペースでせっかちで、クールで情熱的です。ということはつまり、全てを兼ね備えているわけです。

そんな三明さんへのダメ出しでよく聞く言葉は、「ちょっと、早い」。
全てを兼ね備えすぎて時々うっかり、ちょっと早くなりがちな、三明さんです。

主な配役:夕子さん、涼森くん、筍(他、多数)

そして、川端さくら(かわばたさくら)さんです。
女しかいない稽古場なのに、「紅一点」と呼びたくなるような、自然と染み出す女らしさと可愛らしさ。
勿論、女性だけでなく色々な役をこなしますが、何より「色々な女性」が多彩な、げんこつでは稀有な存在。

そんな川端さんへのダメ出しでよく聞く言葉は、「ちょっと、遅い」。
でも、だんだん早くなるのです。決めるときは、バシッと決めてくれる女です。

主な配役:車掌さん、京子ちゃん、蒲鉾(他、多数)

そして最後に、久保田琴乃(くぼたことの)さんです。
とても普通なのに、とてもエキセントリック。とてもエキセントリックなのに、とても普通。
この人にしかないテンポと流れは、とても自然なのに、とても不自然。でも本人は、真剣なのです。

そんな久保田さんへのダメ出しでよく聞く言葉は、「ちょっと、変」。
しかし説得力のある真面目な変は、唯一無二の、とても良い変です。

主な配役:駅員、活動家、牛蒡(他、多数)

以上、げんこつ団お馴染み客演さま、パート①でした。

『コースターター』、よろしくです!

線路はつづくよどこまでも/秋月三佳

秋月三佳です

2018年9月30日。

今日は台風24号が日本列島に直撃で、

首都圏のJR在来線が午後8時以降に

すべて運休となりました。

大きな大きな台風。

小田急線に乗りましたが、

一車両に3人でした。

空いている電車に

なんだか、好きだな、と思って

車両を眺めていました。

赤い座席のすこし古くなった車内。

やることいっぱいあるけど

今日は充実してた。

と揺れながら思いました~

そして帰りにビールを買ってみました。

マリリンモンローの

I’m Through With Love

を聴いています~

明日はお稽古はおやすみかあ。

一十口さんには会うけど

10/17~ げんこつ団「コースターター」

ご来場、心よりお待ちしております

電車は汽車/久保田琴乃

私の出身地でも、川端桜さんとは非常に離れた県ですが、電車のことを「汽車」と言い、路面電車のことを「電車」と言っております。
でも、その後引っ越した先の県でも路面電車と電車があったのに両方とも「電車」と呼んでいたので混乱しました。

子どもの頃は、近距離は電車で、長距離はバスで、超長距離は汽車で行っていましたので、汽車に乗るということは、何か特別に旅行に行くとか、そんな感じです。
ちなみに路面電車とバスは満員ぎゅうぎゅうで、汽車はゆったりです。今は違うかもしれません。

ちなみに、今住んでいるところは、私鉄は駅で間に合いそうにない時に走って追いかけると待ってくれます。
JRは一本逃すと40分くらい待ったりします。でも数年前までホームにお弁当屋さんが売りに来て、車内から買えたりしていました。

さて、『コースターター』ではそんなのんびりしたところがあったりなかったり、私の子どもの頃のノスタルジックなところがあったりなかったり。

東京は汽車が便利ですね。

初参加の方々、御紹介。

今回『コースターター』で、げんこつ団に初出演してくださる方々を、御紹介いたします。

まずこちら。過去にげんこつ団公演を観てくれていた方です。
三明さんが過去の共演者のから、これは是非に!と、紹介くださいました。
丹野 薫 (にの かおる) さんです。

真面目でマイペース。静かに情熱的。
そんな彼女はいつの間にか、昔から何度も共にやってきた錯覚を起こさせます。
なので彼女の役は、いつの間にか懐に入ってくる役、となりました。
どうぞ、お楽しみに!

主な配役:咲田さん、森ちゃん、米(他、多数)

そしてこちらも、川端さんが過去共演者の中から、これはまさに!と、紹介してくれました。
鈴木琴之 (すずきことの) さんです。

若い!若いのに、なんとも熟した迫力がある。何故なのでしょう。不思議です。
そんな彼女もいつの間にか、前から何度も共にやってきた錯覚を起こさせます。
なのでこの度は、はち切れんばかりの若さと迫力を真摯に発揮してもらいます。
どうぞ、お楽しみに!

主な配役:健太、千夜(チョコラ)、豆(他、多数)

さて、過去公演『つぶつぶ』では、
志賀廣太郎さんの映像出演と共に、”ヒロインゲスト”がおりました。
そして今回『コースターター』にも”ヒロインゲスト”がおります。
吹替えの現場で出会い、志賀さんとの共演を拝見して、出演をお願いしました。
意外なところでまたもや志賀さん繋がりがありましたが、この度は単独出演。
秋月三佳 (あきづき みか) さんです。

しかしながら、げんこつ団公演を観てくれていた上での、ご参加です。
なのでこの度は”ヒロイン”の枠など、うっかり超えていただいております。
さてどう超えていただいておりますやら。
どうぞ、お楽しみに!

主な配役:伊沢さん、岡部の息子、◎ーテル(他、多数)

これほどまでに初参加の方々に初参加を感じない稽古場は珍しく。
この内容に、この稽古場に、馴染んでくださり、とても嬉しく頼もしい。

しかしそれぞれに個性的です。それぞれに新風です。
それが、あのシーンこのシーンにも、満遍なく吹き抜けます。
なのでそういった意味でも、お客さまには新鮮さを感じて頂けるかと思います。

以上、この度、初参加の方々を、ご紹介しました!

『コースターター』、どうぞよろしくです。

引力/鈴木琴之

はじめまして、鈴木琴之(すずきことの)です。

電車にまつわる思い出といえば、なんと言っても学生時代。
ちょっと大きな駅で乗り換えをしていたのですが、通学時間は貴重な隙間学習の時間…という事で快速と普通電車を乗り間違えるなんてことをひどい時には月一でやらかしていました。
電車が止まるはずの時間なのに止まらない…おかしいぞ、と車窓を覗いてみれば通り過ぎる降りるべき駅…ああなるほどやってしまったなと瞬時に悟りを開いて単語帳を開く。

今はもうそんな事は無いのですが。
遠ざかっていく降りるべき駅を見た時の心がふっと重力に引っ張られる様な感覚が懐かしいなぁなんて思う事もあったり。

今回の舞台は「コースターター」重力ではないですが沢山の引力を感じて行ってください。
そして、振り落とされないようお気を付け下さい。

劇場にてお待ちしております。

車窓より愛をこめて/丹野 薫

初めまして、丹野薫(にのかおる)と申します。

えー、わたくし、幼稚園から電車通園をしておりましたので、人よりほんのちょっと多く電車には乗っているかもしれません。

ですが運の良いことに、乗ってる電車が人身事故などをおこしたことはありません!

せいぜい、
自動改札で大体前の人がひっかかったり。
公衆トイレではまだ個室それぞれの前に並んでた時代(笑)私の列が一番遅かったり。
電車がトラブルで停まるときは大体目的のひとつ前の駅だったり。
駅のホームで知らないおじさんに「もう行かなきゃいけないんだけど一人で大丈夫?」と握手を求められたり。
夜、電車で目を閉じてたら突如異臭がしてきたので何かと思ったら1mくらいしか離れてない男子が今まさに吐いたとこだったり。
異臭といえば血まみれの人が乗っていたこともあったり。事件とかホラーの類いの出血ではないので詳しくは語りませんが…
あとはまあ、胸さわられたり尻さわられたりじっと見つめられたり定番のやつですね。

そんなことくらいです。

えー、運が…良い…のか…?

というわけで電車のお話です。

常々、電車で芝居を上演したいと言っていたので、ちょっと違うけど何か縁を感じます。

遅延したり駆け込み乗車しながら稽古に励んでおります。

できればお弁当とお茶を片手にご覧いただきたいところですが、銀河鉄道さながらに疾走していくので息つく暇もないやもしれません。

なんたってコースターターですから。

それでは皆様、発車まで今しばらくお待ちくださいませ。

非日常に続く旅をお約束いたします。

電車の思い出/川端さくら

電車。

地元北海道函館ではJRは汽車、路面電車が電車と呼ばれています。
この場合、どっちの思い出ですかね。どちらかと言えばJRですかね。
結論言うとあんまりないです。主にクルマか自転車移動だったので…。

そんな感じの人間が高校卒業後、大都会東京へ上京しまして。
田園都市線沿線に住んだわけなんですが。
田園都市線から半蔵門線への乗り入れとか、本当に意味がわかりませんでしたね。

地下鉄なのに、地上に出る電車。
直通って言われても、渋谷で一旦ホームにそ〜っと降りて、誰にも気づかれないように同じ車両に乗るってことをしてました。
律儀なんです。

これから上京を考えてる方々には、東京は地下鉄だからといって地下に潜っているとは限らないと伝えたいですね。

車内マナー、とは。/三明真実

げんこつ団公演を毎年、楽しみにして下さってる皆様❤
ご無沙汰でございます!!!!

今年げんこつ4年生になりました。
三明真実(ミハルマサミ)です。

今年はなんと……げんこつ団のテーマが(チラシにも解るように)

【電車】

になっております。

なんと偶然にも私今年、大変電車に縁がある年でして…
好きすぎて新幹線の途中下車の度にMどりの窓口に寄る位で御座います。
なので

稽古場がメチャクチャに楽しい………

ですが、無駄な電車好きが私しかおりませんので
電車好きあるある。
を話して皆様に日々引かれている次第でございます(;´д`)トホホ…

さて。
電車…ということで、最近それこそ電車に乗ると
乗客の皆様の観察、そして
ホームの雑音、案内声まで気になって仕方なくなってしまいます。
だから……

こういうひと居ますよね?

という具合に、車内の方を形態模写しつつ
稽古場も車内かと思う位の密度で頑張っております。
新メンバーも加えて、楽しく稽古しておりますので
皆様ご予約お忘れなく🎶

予約を忘れて、
皆様、駆け込み乗車はご注意下さい〜❤❤❤
劇場で、お会い致しましょー!!!!

電車と睡眠/池田玲子

日常生活。ほぼ毎日使っている電車ー。
ほんの1、2駅のこともあれば30分〜1時間乗ることも。

私にとって”電車に乗ること”は単なる移動手段ではなく、”貴重は睡眠時間”となっている。
平均して20分。乗り込んで座れれば大抵、次の停車駅の記憶はなく、上手く前の駅で目が醒める。
初めての場所に出かける時、20分以上乗る時は降りる駅の停車時間にタイマーをかけておくことも。

なので、運悪く座れなかったり、1、2駅移動が続くと本当に寝不足で疲れが増す。
もちろん、寝過ごして同じ区間を往復することもしばし。

だから、時たまとなりのおじさんが、同じように寝ていて寄りかかってきても、邪険にはできない。
真っ直ぐ寝るのも技なんですが、慣性の法則に逆らえない場合もしばし。。。

今回の舞台は電車ー。

すぐ寝てしまわないように頑張ります。

箱の中の出会い/望月 文

稽古場日記、ご覧いただきありがとうございます。
いつもお世話になっております、望月です。

今回の「コースターター」、電車がテーマなんです。
日常的に電車をよく使う身としては、稽古が始まってから普段電車に乗る時にも、ついニヤリとしてしまう時があります。
登場人物達が、あちこちからちょろっと顔を出しそうな気がしてしまうんです。
お客様にも、そんな体験をしてもらえたら楽しいなあ、などと思いつつ稽古に励んでおります。

さて、電車にまつわるエピソード、なんですが
先日、向かいに座った女子高生(やんちゃ気味)の制服の半袖シャツから覗く腕にびっしり黒く小さな文字で何か書いてあり。
おお〜、さすが今どきのJK、タトゥーを…あんなに堂々と…学校はあれOKなのかな…?
などなどチラ見しながら思いを巡らし、降り際に思い切って見てみたところ、
全部マジックペンで書いた数学や物理らしき公式でした。

マジメかよ…!!!

やはり人を見た目で判断してはいけませんね。

しかしノートなかったんかい…

「コースターター」どうぞよろしくお願い致します!
駅前劇場でお待ちしております!!

こんな感じです/一十口裏

コースターター。
電車の話で、電車内の話で、電車にまつわる人々の話で。
もうとにかく電車電車だけど、私は電車が苦手です。

毎日ひたすらガタンゴトンと、走らされている電車が怖いです。
乗っていると、軋むじゃないですか。
悲鳴のような軋み、呻きのような軋み、ときにはもう正気を失って笑っちゃっているような軋みを、発車する度、停車する度、カーブを曲がる度、あげ続けているじゃないですか。
その度に、大丈夫なのかなと思います。

そんな車両達の中にあって、立ったり座ったり眠ったり、窓の外の景色を見て色々思ったり、スマホをいじったり知人と談笑したりと、私は日常を送っているのです。
行き着く場所も大抵日常的な場所で、飛行機や新幹線みたいな特別感もなく、車みたいな自由感もないのです。
なのに誰よりも、軋んでいる。
悲鳴をあげて呻いては、正気を失っている。
しかもそんな車両達が、たくさん連なって、走るのです。
毎日ひたすら、ガタンゴトン。
ああ息が詰まる。
ああ怖い。

なので、そんな、毎日軋みに軋んでいる車両達を、私は解放したく思いました。
つまりこれは、車両解放運動です。
ついでに電車にまつわる人々も、毎日の軋みから、逃れさせたく思いました。
はい。ついでです。

そんな、「コースターター」です。なので、どこか爽快な内容かと思います。
でも、ガタンゴトンです。
それが電車である以上、ガタンゴトンなのです。

コースターター。
多分、そんな感じです。

あと今回、何故だかとても新鮮な気持ちで台本を書き始め、書き終えました。
なので多分、何故だかとても新鮮であるかもしれません。

さて、げんこつ団では様々な老若男女を女性のみで演じ分けていきますが。
それは記憶を辿ればそもそもは、私がどれだけ様々な人物を演れるか、どこまで老若男女を超えて演れるか、というところから始まっており、自分が出なくなって久しくてなっても、それをキャストに強いているということになります。
ひどい話です。

あと、誰それさん演じる誰それさん、という概念が、あまり好きではないからです。
山田さん演じる田中さん、の、山田さんは引っ込んでて欲しいし、引っ込めるだけにとどまらず、色々な役を演ることで、目くらましして隠したりしちゃえ、という思いからです。
ひどい話です。

そんな勝手な要求に、団員はもとより、常連客演さまはもとより、このたび初めて参加していただく方々も、しっかりと答えてくれております。
ついでに、若いパワーもいただいております。
おかげで、平均年齢が下がりました。
新鮮です。

また、引っ込んでて欲しいはずの出演者達の個性が、色々な役を演ることで、より滲み溢れ出すのは、長年の保証付。
その滲みもまた、今回、新鮮なのです。

そんな出演者の紹介は、今後ここか、ツイッター等で。

そんなこんなで、諸々と新鮮な気持ちで取り組んでおります、コースターター。
げんこつ団を観たことのある方々にも、切に。
もちろん、観たことのない方にも、切に。
ご覧いただきたく思っております。

是非とも皆さま、お誘い合わせのうえ、御来場くださいませ。
一同、心より、お待ちしております。